軒下の箱

やっているネトゲとか、何か書いたものとかをつらつらと。 不定期更新で行く予定

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ええ、はい。
GW、ですね珍しく予定入れたわけですよ、オフ会ですが。
楽しかったですよ、ええ。
だけどね……来た人の荷物を代わりに持っていたら。
次の日、腕が痛い&だるい。
其の一日は休めました。
しかし次の日。
予定が入っていたのでお出かけ。
その次の日、バイト。
その次の日……急に休む人が出て代わりにバイト。
その次の日……バイト。
その次の日とその次の日……お出かけ。
その次の日……レポートを仕上げる。
その次の日……学校ですよ私。
その次の日……バイト……だと……?

というようなスケジュール。
精神的にも学校始まった時点でアウト。
肉体的にはもう限界を迎えていました。

っていうわけで思いっきり休養取ってたらいつの間にかにブログ一か月更新してないよ!?
水面下ではごそごそ動いているんですけどね!

ってなわけで、ごそごそ動いている合間にちょこちょこって作っていた短編を公開。
面白いか面白くないかは、わかりません。








勇者と魔王が対峙する。
張り詰める空気。
古城の広間。
その中で赤い髪を持つ少年……勇者が口を開く。

「魔王、戦う前に一つ言っておく」
「何?」

黒髪を揺らし、少女……魔王が応える。
勇者は魔王の目をしっかりと見つめ。






「世界征服したからって女の子にはモテないぞ?」





そんなことを、言った。







静寂。






「えっ!? 嘘!?」  


魔王の声。
それはどこからどう聞いても本当だと思っていた事が嘘だとわかったそれで、そこに演技臭さはない。

「いや、ちょっと考えてみような? 世界征服して女集めるって……そこにその女の意志はないぞ?」
「だけど、ほら! そこはボクの腕の見せ所ってことでボクなしじゃいきていけな……」
「……そもそもそんな台詞吐く魔王ってどうだ? というか、自分の性別を思い出してくれ、頼むから。あとストライクゾーンが思いっきりボールって判定される場所だから修正をしておけ」
「愛に性別も年齢も関係がない!」
「だからって行く先々の街で幼女誘拐未遂起こすなよ……」

溜息をついた勇者は、大剣を片手で握り、左手で刀を抜き放つ。

「まぁそういうわけで、少しばかりの……御仕置きだ」
「もう! 返り討ちにしてあげるからね!」

魔王は掌を勇者に向ける。
瞬間。
闇と光が衝突した。







「で、まぁ何となく事情は解った。あの馬鹿王子が手前に惚れたから呼び出して、でお前が逃げたら魔王扱い、と」
「そうだよ。やっとここまで逃げてきたんだから!」
「……行く先々で、『あめちゃんあげるー』って言って幼女誘拐未遂引き起こしながらな」

瓦礫に埋もれた魔王と、その瓦礫の上に座っている勇者。
城のあった場所はもう既に城ではなくなっていた。
元々打ち捨てられた古城だった為、彼ら二人の戦闘により大破。
逃げようとした魔王の足を大剣で払って転ばせ、その間に勇者は脱出。
魔王は逃げ遅れて瓦礫の下。
つまるところ、二人の戦いはこのようにして終わった。

「だって可愛いんだもん!」
「だもん、じゃない。全く、魔王が幼女愛好者で変質者だとは思わなかった」
「そして絶世の美少女」
「美少女なのは認めてやるが性格が壊滅的すぎて攻略対象外。サブヒロインにすらなれんな、ルート作られずに」

そう言って勇者はその場を立ち去ろうとする。
と、魔王は瓦礫の隙間から勇者を見つめながら抗議する。

「ちょっと! 人の家を壊しておいて何平然とどっか行こうとしてるんだよ!?」
「家が壊れたのはご愁傷様、だがまぁ連続幼女誘拐未遂犯なんだからそのぐらいの罰は受けておけ。後俺はその馬鹿王子と王を思いっきりぶん殴りに戻るだけだ」
「へ?」
「糞餓鬼に世間の道理を叩き込んでやらないとな、文字通り」

勇者は不機嫌そうに鼻を一つ鳴らし、踵を返した。
と、その脚をがっしり掴む白く細い手。
はたから見れば、瓦礫の中から飛び出した手が勇者を引きずり込もうとしているように見える。

「何をするか。この妖怪め」
「よ……! 妖怪じゃなくてボクは魔王だってば! それに待ってよ! ボクをこのままにしておく気?」

言われて勇者は思い出したとでも言うように手を鳴らし。

「……ああ、止めを刺すのを忘れていた」
「それは忘れたままのキミでいてほしいっ! そうじゃなくて、ここから出してよ!」
「変質者を野放しにするのは流石に俺の心が痛むのだが……」
「もっと別のところで傷んでくれないかな!?」

足を掴み、掴まれた格好のままでのやり取り。
流石にこれも不毛かと、勇者はため息を一つ吐くと。
掴まれた足を思いっきり振り上げることで、手を掴んでいるモノ(魔王)を引きずり出した。

「にょぉぉぉぉっ!?」

引きずり出された魔王は、手を離してしまい、引きずり出された勢いのまま空を飛び、見事に顔面から落ちる。

「な、何するんだよ!?」
「何って……お前の要望通り出してやったじゃないか」
「女の子は顔が命なんだよ!?」
「そんなことはどうでもいい」

魔王の抗議を斬り捨てた勇者は、今だにへたり込んでいる魔王の顔面に刀を向けて言い放つ。

「出してやってもいいが、俺と一緒に来い。それができなきゃ此処で斬る」
「……あ、あのー? それって選択肢ない気が……?」
「生きるか死ぬかっていう立派な選択肢があるだろ?」

結局それは選択肢ないんじゃ、という言葉を飲み込んで魔王はコクコクと首を上下に動かす。
それをみて勇者は刀を納めて、魔王に手を伸ばす。

「それじゃぁ行くか。あの王子をぶん殴りに」

その声と笑顔を聞いた時に魔王はわかってしまった。
この勇者は、元よりこうするつもりだったのだと。
気がつけば魔王は。

「うん、これからよろしくね!」

そう言って手を握り、笑顔で返していた。




「とりあえず俺の目が黒いうちは、お前を野放しにはしてやらん」
「でも女の子と朝帰りぐらいはいいでしょ?」
「……お前はぐらい、という言葉の意味を考えろ」


コメント

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>匿名きぼーの人

それは前半部分なのか後半部分なのか小一時間問いただしてみたい衝動に狩られますがありがとう!

あと一週間以上たってるっていうつっこみは勘弁。

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狩咲 佐倉

Author:狩咲 佐倉
ネトゲとかいろいろやってます。

このブログの更新頻度は確実に遅くなる、だろう。




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